嵐を応援するということ

この声はきっと嵐さんに届くことはない。けれど、きちんと今の気持ちをここに残そうと思う。

 

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私は以前、似たような題でブログを書いた。

http://pikahikari5.hatenablog.com/entry/2018/12/16/193416

アイドルを応援するって

それなりの覚悟をして、

永遠がないと理解して、

裏にいろんな事実があって、

それでも今の彼らを全力で応援したいと。

全てを知り得なくても、私たちに見せてくれるその全てを全力で応援したいと。

 

 

 

 

嵐が活動休止を発表した。

 

 

 

 

初めてそれが分かったのは、完全に仕事モードの状態で後輩にそのニュースを知らされたときだった。

 

嵐さんのコメントをまだ読めず、嵐活動休止というワードだけを知った私は第一声なんと言ったか。

 

「嵐もずっと20年走り続けて来たから、大変なこともたくさんあっただろうし、決めたならしょうがないよ」

…だった。私はこんなときでも冷静なコメントをしてしまうのか。ずっと大好きな嵐だよ?どうしてそんな風に他人に言えてしまうの?

心の中はすごくカオスな状況だった。いつも現実主義で冷たい私と大好きな嵐が活躍する姿が見られなくなる悲しみを堪え切れない私。その証拠に気付いたら手が震えてて、慌てて隠した。感情が出過ぎると、本当にこんな風に現れるもんなんだと初めて知った。

 

後輩はコメントを読みながら言った。

「あー、これ、大野くんのせいですよ。それ以外のメンバーは活動を休止するなんてびっくりとか前は理解できなかったとかそんな感じですもん。」

仕事モードとはいえ、職場に居たわけではなかったので、コメント読もうと思えば読める環境下にあった。でも怖くて、泣いてしまいそうで読めなかった。

全ては、彼らが言うことだけを信じる

と決めている私は、決め付けるのは早いと思い、その発言を流した。

 

家に帰って全てを読んだ。

初めは大野くんのコメント。

2017年6月中旬、僕はメンバー4人に集まってもらい自分の気持ち、思いを話しました。その内容は、2020年をもって自分の嵐としての活動は終えたいと。

ここで初めて、大野くんが嵐の活動を終えたいと言ったことを知った。

そして、あえて「僕が言ったんだ」という事実をコメントに残したことは、相当な覚悟だと私は思った。

世間にはいろんな人間がいる。

誰が嵐やめようなんて言ったのかな?大野くん?にの?

なんて勝手に推測する人。そうやって不確かな話でメンバーが傷つくことを避け、むしろ事実をきちんと伝えることで、下手すれば大野くん一人が責められかねない状況にした。大野くんのせいで嵐は…とか、5人で嵐だから、他のメンバーまで巻き込まれたとか、どうしてもそう言う奴はいる。でも、他の4人のメンバーは、みんなで何度も話して決めたことだと言った。どうか、大野くんが傷つくことがなるべくなければと思う。例え活動休止でファンの心が、私の心が傷ついたとしても。大好きな人に不幸になってほしくない。まあ、その辺のリスクも当然考えた上で言っただろうけれど。だからすごいと思ったんだよ。

 

嵐20周年、そして2020年という区切りで一度嵐をたたみ、5人それぞれの道を歩んでもいいのではないか、また勝手ではありますが、一度何事にも縛られず、自由な生活がしてみたい、そう伝えました。

いつか、大野くんはこのように言うかもしれないと心の中では思っていた。一度、自由になりかったことがあるというような話を本人から聞いていたからだ。(ハワイ15周年のときかな?)

いつもたくさんの幸せをもらっているから、どうか少しでも、推しも幸せでいたらいいなと思っている。

約20年、誰しもが認める国民的アイドルになって約10年、大変じゃないわけないでしょ。私たちの知らない苦労があっただろう。毎日膨大なスケジュールが続いて辛いときもあっただろう。それでも彼らはいつも私たちに幸せをくれた。アイドルを生業としている彼らだけど、もう休んでもいいよ。って言いたくなった。

 

そして。

私の推しである二宮くんのコメントを読んで、聞いて、遂に涙が溢れた。

嵐は5人で嵐です。

(略)

そして、ファンの皆。

僕らはいつまでも嵐です。

私がほしかった言葉だった。

にのはいつも私たちの欲しい言葉をくれる。そして、自分も嵐のファンと言うくらい、嵐を愛してくれている。

活動休止という、先の見えない4文字。

不安に駆られる私に、僅かでも安心をくれる一言だった。

どのグループにも言えることだが、私は推しが好き以上に、グループでときに楽しく、ときに真剣に活動している姿が大好きなのだ。解散とは言わないものの、いつ再開されるかわからない。もしかしたら、再開する日は来ないかもしれない。そんなファンの不安な気持ちを分かってくれているのかもしれない。

 

そして、5人がほぼ同じように言ったのは、

 

 

ファンのみんなと楽しく残りの時間を過ごしたい。

 

 

ということだった。

私も一ファンなので、当たり前だけどほんとに悲しさと辛さでいっぱい。

休止なんて言わないで。

活動が見られなくなるなんてあり得ない。

でも、そんな悲しい顔でライブを観に行って、嵐はどう思うだろうか。

大人になれない自分もいる。

けれど、嵐は、この先2年、ファンが悲しみにだけ囚われて過ごすのではなく、最後は楽しく過ごしてほしいと願っている。

 

だから、私は個人の悲しみや辛さは全てここに置いて行こうと思う。

もしかしたら、できないかもしれない。

どこかに辛い気持ちは残るかもしれない。

私も、そんなに聞き分けの良い子なんかじゃない。

 

 

でも、彼らに少しでも幸せになってほしいから。

 

最後は笑顔で、またねって見送りたいから。

 

全部の悲しい気持ちをここに置いて、

嵐の今を全力で応援する。

 

 

どうか、ファン同士がいがみ合ったり、ファンが嵐を傷つけるようなことがないことを願いながら。